「区分所有者たちの掟」は不動産やは教えてくれない

私もしょっちゅう寄稿している現代ビジネスで、こんな記事を見た。

管理規約に違反して、分譲マンションのルーフバルコニーにサンルームを作っちゃったというトンデモ住人の事例。なぜこんなことが起きるかというと、認識不足というか自覚のなさが原因と言わざるを得ないのではないか。

そもそも分譲マンションを買う場合、買主は、物件そのもののスペックについては、宅建業法に基づき不動産業者から事細かに重要事項説明を受ける。しかし、区分所有とは何たるか、つまり区分所有者としての権利と義務については、まともな説明は受けない。そして、 そのまま管理組合員になってしまう。コミュニティ…運命共同体の一員となる自覚もなしに。

まさに、それがダメなんじゃないかと思う。この記事の事例でも、問題の人物は「なんでサンルーム作っちゃいけないんですか?」って感覚を持っている。これは、マンションは最終的にはみんなの建物だよ、自由に使える範囲には限度があって、自分勝手はダメだよ、ってことの、自覚がなさすぎるんだよね。

そういう、昔なら阿吽の呼吸でわかってたようなこと、いわば「公教育」的な部分を、重要事項説明として「教育」する義務を、宅建業法か建築基準法か区分所有法のいずれかに入れるべきじゃないかと思うねえ。