想定外の災害損失

 先日の台風15号は、千葉県の被害がずっとクローズアップされているが、首都圏は各地それなりに被害を受けた。私が知っている神奈川県の某大規模物件は、敷地を取り囲む一万本近い植栽(緑)が自慢だったのだが、倒木がかなり出たという。今はとりあえず安全管理上の応急処置(伐採、抜根)だけして、最終的な処理は理事会に諮って処理業者を決めることになったのだそうだ。

 そもそも植栽としての樹木一本一本は、転売できるわけではないのでそこに資産価値(の損失)を見出すかどうかはともかく、伐採、抜根、整地、場合によっては植え替えまでするとなれば、作業規模にもよるが (高所作業が必要になると高額) 数百万円の想定外支出となる。

 もちろん、いきなり管理費や修繕積立金を値上げせねば、ほどの影響はないだろう。しかし1戸当たり数千円レベルの予期せぬ負担が発生していることはまちがいない。要は少しずつ、災害復旧のために予定外に貯金が食いつぶされているということなのだ。 その結果、当初の長期修繕計画に狂いが生じてくる可能性がないとはいえない。

 そんなことが、10年に1回ぐらい起きるかもしれないのが持ち家だということは忘れないほうがいい。

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